fusible (renewal)

Kobe / 2020

料理の背景を五感で感じる

神戸のレストラン、fusibleのリニューアル計画。

今回のリニューアルは開店後4年を迎え、機能的な更新とともに顧客の体験価値をより向上させたいというシェフの思いからスタートしました。

厨房のなかで自由に美しく踊る演者のようなシェフにとって、お店は”舞台”であり、その所作のひとつひとつがより際立っていく仕組みを構築できないか。また、それらを顧客の体験価値にできないかと考え「音(聴覚)」を空間デザインに取り入れようと考えました。

楽曲の作成や、その中での音源のサンプリングなどの活動を個人でされているkm:さんに参加頂き、体の動きに反応する音響システムの設計・製作・取付等とその音源制作、そして一連のコースの中で流すBGMの制作をご担当頂きました。

BGMはfusibleの料理・コースを構成する食材・器などを作られている生産者さん・猟師さん・陶芸家さんなどの活動の場での環境音や作業音、fusibleのシェフ室之園さんの日々の仕込みの音や日常生活の音などを録音し、その音源を余す所無く使用して制作いただきました。

information

所在地神戸市中央区
用途飲食店
延床面積61.05㎡
設計監理今津修平・秋松麻保
BGM制作km:
レザープロダクトiii(サン)
施工森川工務店
竣工2024年12月
写真岩本順平・今津修平
映像岩本順平

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